プロクリーニングを受けたことがありますか
はじめに
- よく磨いているつもりなのに歯医者に行くと磨けていないと言われる。
- 歯肉がよく腫れたり出血する方、○歯の着色や歯石が気になる。
- すぐに虫歯ができる○歯を何本か失っている、またはぐらつくなどで噛めない。
- 何となく顎が開けずらい、音がする、開けると痛い。
- 親知らずがある。たまに痛い、腫れる。
- 全身的疾患でお口に不快症状が出やすい。
- 口内炎がよくできる、口の中に出来物がある。口腔がんが気になる。
- 入れ歯がどうも合わない。
- 子供の口の中が気になる。うまく磨けていないかも。
- 子供の歯並びが気になる。
- 矯正したけど顎が痛い、かみ合わせが戻ってしまった。
など、実は気になっているけどそのまま放置している方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
または単純にホワイトニングをしてほしい、クリーニングしてほしい、だけでもOKです。
多くの悩み、に出来るだけお応え出来るよう、日々研鑽を積んでいるDr、スタッフがお待ちしています。
まずは受診していただくことが、解決の糸口になってくれるはずです。
8020運動と歯科検診
超高齢社会と言われる時代、または人生100年と言われる時代に突入してきました。 では皆さんのお口の中は自信を持って人生100年に耐えられるほど健康であると言えるでしょうか?
8020運動
8020運動(80歳で20本の歯を残そう)という言葉は日本でかなり浸透してきたようです。2000年以前は80歳以上の方の平均残存歯数は 数本でした。これが長年の取り組みにより、日本人の意識の向上もあり、2016年度の実態調査では、とうとう8020達成者が50%に達しました。
先進国の歯科意識
スウェーデンなどのような歯科医療先進国は「早期発見、早期治療」、の概念よりもさらに上を行く、虫歯や歯周病にならないようにする「予防」の概念が根付いており、人口の80%近い方が歯科の定期検診を受けています。 まだ日本ではわずか10~20%程度と言われており、口腔内への意識の違いにまだまだ差があるようです。
世界の歯科意識
歯が抜け、奥歯の噛み合わせが無くなってしまうと認知症になりやすくなったり、歩行時のバランスが悪くなり転倒しやすくなるという報告も出ています。 実はWHO(世界保健機関)においても「歯が1本でも無い状態というのは、手や足がないことと同じように身体的なハンディキャップである」と謳われています。 「口の中なんて見えないし、歯の一本くらい別に問題ない」と捉えるか、「とりあえず診てもらおう」と捉えるかが、大きな差の一歩になります。
歯科検診
以前は、「すでに進行した病気をどう直すか」という医療の在り方が主でしたが、時代の流れとともに定期健診による「早期発見、早期治療」、さらには疾患にかからないようにする「予防」という概念がより重要視されるようになってきています。医科の領域では既に人間ドッグという予防的な医療があります。また健康志向の食事、栄養摂取、運動、筋トレなど健康志向ブームに乗りYouTube動画などでは溢れかえっています。歯科界でも予防の大切さから、2025年に国民皆歯科検診の制度を作るべく、水面下で動いているようです。
歯科医療従事者にとって、患者さんに何年も通院治療する負担や、治療代がかかる負担をかけるより、予防的な定期クリーニングを受けられる方が患者さんにとっても前向きで受診も楽だと考えています。 健康であることの欲求を高めていただきくことが大事だと思います。お口の人間ドックだと思って受診されることをお奨めします。
PCは予防の要
PC(プラークコントロール、プロフェッショナルクリーニングの略称)
PC(プラークコントロール、プロフェッショナルクリーニングの略称)は様々な疾患の原因となりうる歯周病菌などの原因菌を大幅に減らす一助となります。このような予防や初期治療は痛くないどころかお口の中がすっきりさっぱりして気持ちのいいものです。また各個人の歯の状態、唾液の性状、噛み合わせや、噛み癖も個人の環境や加齢、生活習慣によって様々に経年的に常に変化していきます。全身的に高血圧や糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、などの各種内臓疾患、自己免疫疾患、など基礎疾患をお持ちの方、また局所的に歯ぎしりや顎関節症、その他かみ合わせに問題をお持ちの方は健康な歯を維持するのに特に注意が必要になります。