口腔がん検診について
口腔がん検診とは
約20~30年ほど前までは4人に1人ががんになると言われていました。時代とともにがん医療も発達してきたはずですが、2000年代に入り、がんはむしろ増加しております。
2020年現在、2人に1人ががんに罹患すると言われています。それは口腔がんも同じで近年急に増加傾向にあります。
一般的にがんは高齢になるほど罹患リスクは高くなります。つまり平均寿命が延びるとともに、がんになりやすい期間も長くなるということになります。
幸い口腔がんはその他の内蔵系のがんよりも口腔内診査や画像検査で比較的発見しやすいという特徴があります。
ですがそれに反して増加していることや、大手術を受けるまで放置されている人が多い、という状況は歯科医として大変危惧しております。
手術によって、舌や、顎を切除するというのは内臓と違って、形態的欠損になり、審美的にも損なわれます。
さらに話す、食べる、飲み込むという、人間の基本的な生活機能がままならなくなる状況にもなり得ます。
当院では「口腔がん検診」を
行うことにしました。
幸い私は卒業直後から、10年以上に渡り口腔外科に所属し、大学病院、および関連病院にて口腔がん治療は現場レベルで携わっていた経験があります。
早期発見に少しでも貢献できればと思いますので、ご希望の方は申し出ていただければ幸いです。
※口腔がん検診は保険適応外となります。ご了承ください。